どうも、まさひろです。
CMSを本格運用してもうすぐ3年が経とうとしています。
そこで今回は、「CSM」にはどのような種類があってそれぞれどのような特徴があるのか、徹底解説したいと思います。
CMSと言えば「WordPress」が有名ですが、実は他にも世界中に約800以上ものCMSがあり、それぞれ目的によって使い分けられています。
CMSは大きく分けて2種類しかないんだ !!
CMSについて理解しよう
「CSM」についてまだよくわかっていないという方は、まずCMSとは何のこと?【初心者にもわかるCMSの基礎知識】をご参考ください。
CMSは大きく分けると以下の2つに分類することができ、それぞれ特徴があって、長所と短所があります
- オープンソース型
- 独自開発型
まずはこの2種類がある、ということを理解しておきましょう!
オープンソース型CMSとは
オープンソース型のCMSは、ソースコードが無料で提供されているものを指し、商用・非商用どちらの目的でも利用可能です。
テンプレートやテーマなどを自由にカスタマイズすることができるため自由度が高く、利用者数が多いことも特徴となっています。
自由にカスタマイズできる、とは言ったものの、ソースコードの編集にはある程度プログラミング知識が必要なので、全く知識がない方が大幅にカスタマイズをすることは難しいですね。
オープンソース型は製造元・販売元からのサポートを受けにくいため、何かしらのドラブルがあった場合には自分で対応しなければいけません。
オープンソース型CMSのメリットについて
- 低コストで導入可能
- 利用者が多いため情報を集めやすい
- サービス終了の心配をする必要がない
- プラグインなどが豊富でカスタマイズしやすい
- CMS自体は無料なのに有料サービスより質を高められる
オープンソース型のCMSを導入するメリットは、上記の5つです。それぞれ詳しく解説していきますね。
低コストで導入可能
CMS自体は無料で提供されているため、導入に必要なものはサーバーとドメインに支払うお金のみです。それらも月に数千円で運用することができるため、とてもコスパ良く導入することができるというわけですね。
利用者が多いため情報を集めやすい
利用者数が多く、海外ではもちろん日本でも多く利用されています。
そのため導入方法やカスタマイズ方法に関する情報がたくさん公開されており、CMSの導入が初めての場合でも比較的簡単に導入できるのが特徴です。
カスタマイズにはソースコードなどのプログラミングに関する知識が必要なのですが、そのカスタマイズ方法も公開されているため、自分が思うカスタマイズをある程度実行できるのがうれしいですね。
サービス終了の心配をする必要がない
オープンソース型CSMはシステムのコードが公開されており、それが特定の企業などによって運営されているわけではありません。
そのためどこかの運営元が倒産したりサービスの提供を終了し、使えなくなるといったリスクがないため安心して利用することができます。
言い換えるとCMS自体があなたの資産となるため、手をかけて運営した分のリターンなども大きくなるというわけですね。
プラグインなどが豊富でカスタマイズしやすい
たくさんの利用者が扱いやすく便利に運営できるよう、プラグインなども豊富に提供されており、カスタマイズできる幅がとても広いことが特徴です。
CMSのとして一番シェア率の高いWordPressでもたくさんのプラグインがあり、サイト運営において便利な機能を自由に追加することが可能です。
幅広い機能を追加することができてたくさんのプラグインがあるため、運営目的にあわせて導入するようにしましょう。
CMS自体は無料なのに有料サービスより質を高められる
オープンソース型CMSはカスタマイズできる幅がとても広いことは前述しましたね。
その幅広いカスタマイズ性によって、場合によっては有料サービスよりも高い品質にすることが可能です。例えばカスタマイズ次第で、独自提供されている有料サービスにはない機能を追加できたり、またバグなどの対応もしやすくなります。
オープンソース型CMSのデメリットについて
- 日本語によるドキュメントが少ない
- セキュリティ面で少し不安がある
- サポートがないためある程度のリテラシーが必要
実はオープンソース型のCMSにもデメリットがあり、それが上記の通り。
詳しく解説していきますね。
日本語によるドキュメントが少ない
オープンソース型CMSの多くは海外で開発されたものが多いため、まだ日本語対応していないドキュメント(記録)が多いことが特徴です。
日本での利用数が多いのもは日本語対応しているものが多いのですが、そうでないものはやはり、まだ対応していないものが多いです。
セキュリティ面で少し不安がある
オープンソース、つまりソースコードが一般公開されているため、脆弱性をつかれて攻撃される恐れもあります。
WordPressを例にしても、更新されたのが古いプラグインなどは気をつけた方がいいですね。改善などは進んではいるものの、必ずしもセキュリティ対策が万全ではないことを理解しましょう。
サポートがないためある程度のリテラシーが必要
企業などが商用目的で提供しているサービスではないため、エラーなどが起きた場合は自分で対応する必要があります。ITに関してあまりリテラシーのない方は、少し難しいでしょう。
CMSの更新、プラグインの更新などの保守・管理は自分で行わなければいけないため、ある程度の運用コストとリテラシーが必要だと理解しましょう。
独自開発型CMSとは
独自開発型のCSMは、Web制作会社などが独自に開発したCMSのことで、CMSサービスとしてほとんどの場合有料で提供されています。
しかし開発元からのサポートを受けやすいというメリットがあるため、構築の際にいざとなったらサポートを受けることができます。
独自開発型のCMSは開発元が商用目的でリリースしているものなので、利用者がシステムの変更や再配布などができないという特徴があることを理解しておきましょう。
独自開発型CMSの中でもさらに2種類に分けることができ、以下のように分類することができます。
- オンプレミス型
- クラウド型
オンプレミス型
オンプレミス型のCMSは、システムを導入するためのサーバーを用意し、運用者自らが導入から運用までを行うことを目的とした独自開発型CMSです。
「オンプレミス」とは、サーバーやネットワーク、ソフトウェアなど、情報システムのハードを自分たちので管理・運営していくことを示すシステム用語となっています。
編集や管理などをある程度整った機能を活用しながら、オフラインで作業できます。一方で自らで開発をするため導入コストがかかったり、サーバーの管理や保守などをする必要があります。
クラウド型
クラウド型のCMSは、独自開発型CMSの提供元がサーバーを用意して、その中で管理・運用を行うCMSとなっています。
自身でサーバーなどを用意する必要がないぶん手間を省くことがきるのが特徴ですが、多くのクラウド型CMSの提供元は月額制の料金体系を取っているため、オンプレミス型CMSに比べてランニングコストが高くなるのが特徴です。
CMS別のメリット・デメリット比較表
オープンソース型 | 独自開発型 | ||
オンプレミス型 | クラウド型 | ||
コスト | 低コスト | 中〜高コスト | 中〜高コスト |
自由度 | ◎ | △ | ◯ |
制作規模 | 小〜大 規模 | 大規模 | 小〜中 規模 |
セキュリティ | ◯(自分で行う) | ◎ | ◯ |
カスタマイズ性 | ◎ | △ | ◯ |
サポート体制 | △ | ◎ | ◯ |
大まかに表にまとめると、それぞれの特徴とメリット・デメリットは上記の通りとなります。
それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて導入を考えていきましょう。
オープンソース型CMSのおすすめ 3選
- WordPress
- Joomla
- Drupal
上記のCMSは、ショア率も高く人気のあるCMSとなっています。
WordPress

「WordPress」はCMSの中でもシェア率が一番高く、人気のCMSとなっています。ホームページやブログサイトを簡単に制作することができ、なんと日本のWebサイトの約80%はWordPressにて作られています。
WordPressで自分のサイトを作ってみたいけど、よくわからないな・・・。今回はこのような疑問を解決していきます。結論からお伝えすると、WordPressの運営はそこまで苦戦すること[…]
Joomla

オープンソース型CMSの中で2番目にシェア率が高いのが「Joomla」となっています。
連絡先やフォロワー管理などの、ユーザー同士のコミュニケーション構築のための便利な機能が特徴的です。SEO面ではWordPressに圧倒的に劣るため、検索上位に表示させる目的ではあまり活用できないですね。
悩むクマSEOってなんのこと?よくわからないけど大切っぽいな…詳しく知りたい…今回の記事ではこのような疑問にお答えしておこうと思います。SEOは実際に、インターネット検索を普段行う上でかなり重要な項目[…]
Drupal

「Drupal」もCMSの中で高いシェア率を誇っていて、世界的な大企業や政府機関などで利用されています。
WordPressと比較しても拡張性が高く、WordPressでは作れないような機能も作成することが可能です。その反面、より専門的な知識が必要なため、初心者にとっては扱いづらいでしょう。
独自開発型CMS(オンプレミス型)のおすすめ 2選
- SITEMANAGE
- RCMS
オンプレミス型CMSのおすすめは、上記の2つです。
SITEMANAGE

月額費用がかからないため、気軽に導入できるCMSとなっています。
特徴としてはセキュリティの高さで、また100種類以上あるプラグインを組み合わせることでカスタマイズできる幅が広いことが特徴です。
「伊藤園」や「SoftBank」など導入実績があり、サポート体制もきちんと整っています。
RCMS

他言語にも対応していて、CDN連携などSEOに必要な表示速度の向上をこなうこともできるため、検索上位を狙ったり海外の言語に対応したサイト運営が可能となります。
TwitterやFacebook、YouTubeなど、SNS関連のサービスとも連動することができるため、より多くのユーザーに訴求することができるサイトを制作することができます。
独自開発型CMS(クラウド型)のおすすめ 3選
- Wix
- ペライチ
- Jimdo
クラウド型CMSのおすすめは、上記の3つです。
もしかしたらオンプレミス型よりも、クラウド型の方が認知度が高いかもしれないですね。
Wix

「Wix」はイスラエルに本社を置いてあり、世界190カ国で利用されています。利用者数も多く、なんと1億6,000万人以上のユーザー数…。
ドラック&ドロップの操作でブログサイトやホームページ制作が可能です。そのためプログラミングに関する知識がなくても、簡単に自分のサイトを作ることができますね。
ペライチ

「ペライチ」は日本の企業によって提供されています。
ペライチの特徴としては、1ページもののサイトを制作することができるため、LP(ランディングページ)の作成に向いています。
操作も簡単で、「Wix」同様にドラック&ドロップの操作で可能です。
Jimdo

「Jimdo」はドイツに本社を置いており、Wixやペライチと同様にプログラミング知識がない方でも簡単に、ドラック&ドロップの操作で制作を進めることが可能です。
Jimdoの特徴は「ネットショップ機能」で、有料版(JimdoBusiness)では販売手数料なし、そして掲載数無制限で利用することができます。
支払方法も複数選択できるため、ネットショップを開きたい方にとってはぜひ利用したいCMSとなっています。
まとめ:CMSはたくさんある
CMSの種類や、それぞれの特徴については理解できたでしょうか?
CMS自体の種類はたくさんありますが、大まかに分けると2種類しかありません。自身の運営目的に合わせて、導入するCMSを選んでいきましょう!