
大学生活は時間があるから、何かバイトでもしたいな…。でもバイトとは違う仕事も経験してみたい…!
このように、少し失礼かもしれないですが、時間を持て余している大学生はたくさんいると思います。
そして、せっかくの時間をバイトに充てる大学生は非常に多いでしょう。しかし近年では「Webライター」に興味を持つ大学生も増え、目指している方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、大学生がWebライターとして稼ぐための方法やメリットなどについてまとめてみました。これからWebライターとして仕事をしてみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
バイトするよりWebライターの方が稼げる
まずお話ししておきたいことが、バイトをするよりもWebライターとして仕事をした方が稼げるということです。
例えばバイトをした場合だと、時給は良くて1,500円ほどではないでしょうか。しかしWebライターとして仕事をすると、もちろん執筆スピードや案件にはよりますが、時給換算すると2,000円くらいになる場合もあります。
また、日本学生支援機構が実施した「令和2年度学生生活調査」によると、大学生が得たバイト年収の平均は366,500円なので、これは月々に換算すると、30,500円です。大学生はサークルの飲み会などもあるため、これだけでは心もとないのではないでしょうか。
しかしWebライターであれば、月に5万円の収入を得ることは十分に可能。
初心者であっても初月で達成できる目標なので、バイトをするよりもWebライターになる方が稼げると言えるのです。Webライターの場合は執筆スピードを上げるなどの工夫をすれば、時給をさらに上げることができるでしょう。
- アルバイト:30,500円
- Webライター:50,000円〜
大学生がWebライターになる5つのメリット
- バイトに行く必要がない
- バイトよりも稼ぐことができる
- Web関係のスキルを習得できる
- 時間を有効活用できる
- 就活に向けてビジネスマナーを学べる
大学生がWebライターになるメリットには、上記のようなものがあります。
それぞれのメリットについて、もっと具体的に解説していきますね。
バイトに行く必要がない
当たり前のことですが、Webライターとしてお金を稼ぐことができるためバイトに行く必要がなくなります。
バイトに行くための通勤時間もなくなり、空いた時間でさらに執筆することができるため、さらに稼ぐことができるのです。また、バイトに行く必要がないため、もしバイト先の人間関係に悩んでいる場合はその悩みも解決できます。
バイト先で友達や彼女ができるのも魅力でもありますが、とはいえバイトに行かなくていいことは、自由な場所で好きな時間に仕事をすることができるメリットがあります。
バイトよりも稼ぐことができる
先述した通り、Webライターになることでバイトをするよりも稼ぐことができます。
バイトの場合は時間給のため、いくら頑張っても給料が増えるわけではありません。また、基本的に残業すると怒られるため、残業代で稼ぐことは難しいでしょう。
しかしWebライターの場合は、仕事に応じて報酬が支払われます。記事を書く量が増えることで報酬も増えるため、頑張り次第で大きく収入を伸ばすことができるのです。
Web関係のスキルや知識を習得できる
Webライターになることで、文章力が上達するだけでなくWebに関するスキルや知識を習得することができます。
例えば下記のようなことを習得することができます。
- SEOに関する知識
- WordPressの知識
- ExcelやWordなどのソフトの使い方
- 分析ツールの使い方
- チャットの使い方とクライアントとのコニュニケーション力
これらはこの先、仕事をする上で必ず役に立つスキルや知識です。就活にも役立てることができ、特にWeb系の企業に就職する際には有利となるでしょう。
時間を有効活用できる
大学生は、一日ずっと講義を受けるわけではありません。場合によっては次の講義までに時間ができてしまうこともあるかと思います。
そのような時にでも、Webライターであれば時間を有効活用して記事を執筆することができます。
空いた時間にお金を稼ぐことができるため、暇な時間を持て余している大学生にはぴったりな仕事なのです。暇な時間をお金に変えることができるため、とてもコスパ良く稼ぐことが可能です。
就活に向けてビジネスマナーを学べる
Webライターの働き方の特徴として、直接クライアント(もしくはディレクター)をやり取りをすることになります。バイト先の「仕事仲間」や「上司・先輩」などとは違い、やり取りをするのはクライアント、つまりお客さまです。
相手もあなたのことを「社会人」としてみているため、より強い責任感をもって業務に取り組む必要があります。
場合によってはクライアントとの打ち合わせなどをするケースもあり、その中で一層ビジネスマナーを身につけることができるでしょう。就職した後からビジネスマナーを身につけるよりも、大学生のうちからビジネスマナーを身につけていた方が良いスタートを切ることができます。
大学生がWebライターになるデメリット
実は大学生がWebライターになるデメリットもあります。
デメリットを理解しないままWebライターを目指すと、自分に合わなくて途中で挫折する原因となってしまします。そのため、下記のデメリットをしっかりと覚えておきましょう。
- 仕事の連絡が頻繁にくる
- 確定申告をする必要がある
それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。
仕事の連絡が頻繁にくる
クライアントとやり取りをしているため、友達と遊んでいる時や彼女・彼氏といる時でも仕事の連絡が入ります。頻繁に通知がくることに慣れていないと、ストレスを感じてしまうかもしれません。
また、特にWebライターを始めたばかりであれば記事を修正することが多くあります。
しかし、クライアントとの信頼関係の構築や継続してその後も仕事を獲得するためには、「即レス」を心がけることが大切です。
慣れないうちは大変かもしれないですが、仕事の連絡は即レスを心がけて対応していきましょう。
確定申告をする必要がある
バイトであれば、バイト先が税金の管理を行っていました。しかしWebライターであれば、税金の管理を自分で行う必要があります。
Webライターの所得は「雑所得」として申告する必要があり、所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。今では便利な会計ソフトがありますが、それでも確定申告を自分で行う必要があることには変わりありません。
»【必見】副業・業務委託で確定申告は必要?気になる疑問について解説
また扶養家族から外れやすいというデメリットもあります。
アルバイトの場合は年間108万円まで扶養内のため税金がかかりませんが、Webライター(自分で所得を得る)の場合だと年間48万円の所得を超えると扶養家族から外れ、税金を支払う必要があるのです。
大学生がWebライターの仕事を始める3つのステップ
- クラウドソーシングに登録する
- 興味のある案件に応募する
- 納品して報酬をもらう
Webライターとして仕事を始めるためには、上記の3ステップがあります。バイトのような面倒な面接もなく、簡単に始めることが可能です。
クラウドソーシングに登録する
まずはクラウドソーシングに登録しましょう。
クラウドソーシングとは、仕事を「発注したい人」と「受注したい人」とをつなぐためのサービスでのことです。案件も多くて初心者にもおすすめなのが、下記2つのクラウドソーシングです。
無料で登録できるので、どのような案件があるのかチェクしてみると良いでしょう。
興味のある案件に応募する
クラウドソーシングに登録できたら、自分が興味ある案件に応募していきます。
ライティング案件はたくさんあるため、執筆したいジャンルや報酬単価などを確認して、条件に合うものに応募していきましょう。
しかし、初心者を狙った条件の悪い案件もあるため要注意です。初心者の場合は下記の条件に合うものを選んで応募するのがおすすめです。
- 興味がある記事のジャンル
- 継続して契約できそうな案件
- 文字単価1円〜(もしくは0.8円)
大事なことは、条件をよく確認して自分が損をしないことです。興味のないジャンルを執筆しても面白くないですし、単価が低いものであれば効率よく稼ぐことは難しいです。
納品して報酬をもらう
記事を書き終えたら、クライアントに確認してもらい納品をします。
場合によっては修正があることもありますが、始めたばかりであれば当然のことです。きちんとフィードバックを受け止めて、記事を修正していきましょう。
また、記事の納期を守ることは大前提です。
仕事をする以上、決められたルールをしっかりと守り、責任感を持って取り組みましょう。
大学生がWebライターとしてさらに稼ぐ方法
大学生でもWebライターとして、アルバイト以上に稼ぐことは十分可能です。
そのためには、十分な時間を確保して単価を上げていく必要があります。案件数を増やし、高単価なWebライターになれば20万円〜30万円など、社会人と同じくらい(もしくはそれ以上に)稼ぐことは十分に可能です。
しかし、「ただ文章が書けるだけ」のWebライターはたくさんいます。大学生でも他のWebライターと比べてしっかりと稼ぐためには、以下のことを意識する必要があるのです。
SEOの知識を身につけておく
SEOとは、記事を検索上位に表示させるための施策のことを言います。
SEO対策ができていない記事は、検索結果の上位に表示されません。そのためページに訪れる人は少なく、集客に繋がらないのです。
しっかりと記事を作り込みマーケティングを行うのであれば、検索エンジンのアルゴリズムをしっかりと理解し、適切なSEO対策をする必要があります。SEO対策ができるWebライターとそうでない場合とでは、案件の受注率に差が出ることを覚えておきましょう。
自分の得意する専門ジャンルを作る
自分の得意とする専門ジャンルを持っておくことで、応募時にアピールができて受注しやすくなるでしょう。また、専門的な内容であるほど単価も上がりやすいです。
そのため自分が得意とする執筆ジャンルを作り、応募時にアピールすることが大切です。
「なんでも書けます!」というWebライターよりも、「この分野なら私がトップレベルで知識があります」という人の方がクライアントからの信頼も集まり、受注につながるのです。
まずはあなたの趣味や興味があることを洗い出して、専門分野について考えてみましょう。
実績を作って案件の単価交渉を行う
実績を作ることで、単価交渉がしやすくなります。
「駆け出しの初心者だから実績がない!」という場合は、ブログを運営するのがおすすめです。ブログ(メディア)から集客することは企業も取り組んでいるマーケティング方法なので、企業も実績として判断しやすいことが特徴。
過去のクライアントへ納品した記事を実績として公開する方法もありますが、無断で掲載することは契約違反となる可能性が高いため、大丈夫なのか必ず確認をとりましょう。
【注意】当てはまる大学生はWebライターになるべきでない
ここで注意点をいくつかご紹介します。
Webライターは大学生にもおすすめの働き方なのですが、下記に当てはまる人は向いていないかもしれません。無理をしてWebライターを目指しても、続かないのであれば別の道を進んだ方が自分のためです。
- 文章を書くことが苦手
- スケジュール管理が苦手
- 1人で黙々と作業するのが苦手
もちろん、Webライターの仕事を進めていく中で身につけることも可能なので、この記事を参考にして対策を考えてみるのも一つの手ではないでしょうか。
文章を書くことが苦手
Webライターは、とにかく文章を書く仕事です。
案件にもよりますが、基本的に一つの記事の文字数はおよそ3,000文字〜5,000文字といえます。中には1万文字を超える案件もあるため、文字を書くことがあまり好きではない場合はストレスに感じることもあるでしょう。
また、文章を書くことは好きでも、読者目線に立った文章を書く必要があります。
客観的な視点から情報をまとめる必要があるため、個人的な意見をまとめたような日記のような文章しか書けない場合は、向いていないかもしれません。
スケジュール管理が苦手
スケジュール管理は社会人にとって必須のスキルですが、大学生Webライターにもそのスキルは求められます。なぜなら、Webライターのメリットもであるのですが、働く時間が自由な分すべてを自分で管理する必要があるからです。
特に講義やプライベートと両立することが求められる大学生Webライターは、一層スケジュール管理しなければ、納期に間に合わなくなる場合もあるかもしれません。
とはいえ、大学生からスケジュール管理を徹底することができれば、社会人になってから役立つことは間違いないでしょう。
1人で黙々と作業するのが苦手
Webライターの働き方として、一人で作業をすることが多いことが特徴です。
1日中ずっとパソコンの前で作業をすることもあるかもしれません。そのように一人で黙々と作業をすることが苦痛に感じるのであれば、Webライターには向いていないと言えます。
誰かと一緒に作業を進めていきたい場合は、Webライターの働き方には合わないのです。
暇な大学生はWebライターがおすすめ
ご紹介したメリットからも分かる通り、Webライターは大学生におすすめの働き方だと言えるでしょう。
仕事量を調整しやすいため、時間があるのであれば本格的にお金を稼ぐことができます。さらにWebライターはたくさんの情報をリサーチする機会が多いため、さまざまな分野の知識を習得することができます。
また文章を書く機会が増えるため、文章が苦手な人でも基礎的な文章力が身につきます。文章力はそのまま卒業論文などにも活かすことができるため、大学生におすすめなのです。
暇と持て余している大学生は、自身のスキルと経験を高めるため、そしてバイト以上に稼ぐためにWebライターを目指してみてはいかがでしょうか。