特別なスキルとか必要なのかな?
このようにWebライターという仕事に興味はあるけど、実際に仕事内容や必須スキルなどよく理解できていない方も多いのではないでしょうか。
多くの意見の中で、「Webライターはオワコン」とありますが、それはウソだと僕は思っています。
実際にWebライターはおすすめの働き方なので、この記事で具体的に「Webライター」という働き方を解説し、理解を深めてもらえたらと思います。
Webライター歴2年、現役フリーランスWebディレクターの僕が解説しますので、ぜひ参考にしてみてください!
Webライターとはどのような働き方?
まず「Webライター」という働き方について解説していきます。
結論から言ってしまえば、Webライターとは「Webメディア」の執筆をする人たちのことを指します。Webメディアといっても幅は広く、執筆する記事のジャンルも様々あります。
“Web” と付いている通り、基本的にパソコンを使って記事を書くことを理解しておきましょう。
そのため文章を書くことに慣れていない人は、当然活躍できるWebライターには慣れません。ただこれは “慣れ” なので、特に気にしなくてOK。
Webライターの仕事内容について
- ブログ記事
- 書籍の文章作成
- LPライティング
主に上記の内容の記事を執筆します。
しかしこれらもジャンルは様々で、例えば「金融」「保険」「美容」など、幅広いジャンルの記事の執筆をすることがあります。当然ながら自分が “得意” とするジャンルを持っていた方が、記事が書きやすいですね。
クライアントが運営するサイト(オウンドメディアやキュレーションサイト)の記事を執筆したり、編集・構成など、要望に合わせて記事を書いていきます。
Webライターの仕事の多くは情報をまとめるため、ネットで検索をしたり本で調べたり、場合によっては取材として現地に足を運んで情報を収集する必要があります。
Webライターに求められられるスキルや知識 7選!
- 情報収集のスキル
- 情報をまとめるスキル
- HTMLに関する知識
- パソコンに関する知識
- コミュニケーション能力
- セールスライティングスキル
- 文章を伝えやすくするための構成力
Webライターとして活動するにあたり、上記の 7つのスキルや知識があるといいですね。それぞれ、具体的に解説していきます。
1:情報収集のスキル
前述した通り、Webライターの仕事はネット検索や本でのリサーチなど、たくさん情報収集をしなければいけません。
情報をたくさん集めることで記事を書く際の判断材料がより多くなり、質の高い記事になるのです。
日頃からわからないことを “ググる” 習慣のある人ならば、ある程度の情報収集力はあると言えるでしょう。しかしこれでは、場合によってはまだ不十分です。
仕事内容によってはもっと専門的な情報を扱うこともあるため、ググってもわからないような専門知識を取り扱う場合には、より密度の高い情報を集めなければいけません。
2:情報をまとめるスキル
せっかくたくさんの情報を集めても、うまくまとめられなければ意味がないですよね。
中には信憑性の低い情報も集まってくるかもしれません。そのような場合にどの情報が正しく、どの情報が間違っているのか、まとめなければいけない場面も出てくるでしょう。
執筆する記事に対して必要な内容をうまくまとめて、逆にいらない情報は盛り込まないといった、情報をまとめるスキルが求められます。
3:HTMLに関する知識
HTMLとはプログラミングに関係のある知識で、HTMLによってWebサイトの枠組みを作ることができます。
なぜHTMLに関する知識が求められるかというと、、、役に立つからです!
とはいえこれでは説明不足なので、解説しますね。
執筆する記事は主に、「WordPress」というCSM(コンテンツ・マネジメント・システム)で公開されます。CMSについては、CMSとは何のこと?【初心者にもわかるCMSの基礎知識】 をご参考いただけたらと思います。
4:パソコンに関する知識
Webライターの仕事は、正直パソコンなしでもできてしまいます。しかし、パソコンで文書を執筆した方が圧倒的に効率がいいですよね。
基本的なパソコンに関する知識は持っておいた方がいいです。
例えばショートカットキーだったり、単純にタイピングが速いだけでもかなり有利。
また案件によっては「Googleドキュメント」で納品したり、「Word」で納品したり様々です。
連絡手段も「ChatWork」や「Slack」などを使う場合があるため、ツールの使い方なども覚えておきましょう。
5:コミュニケーション能力
記事を書くのになぜコミュニケーション能力が必要か疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれないですが、かなり重要。
例えば仕事を納品する際にはもちろん、クライアントからの要望をしっかりと汲み取るためにはコミュニケーション能力は欠かせません。
案件によっては「取材記事」といって、対人取材をして記事を仕上げるケースもあるでしょう。
こういった際にコミュニケーション能力がないとうまく仕事が進まないため、コミュニケーション能力は必須なのです。
6:セールスライティングスキル
「セールスライティング」とは、商品やサービスなどを売るためのライティングスキルのことです。
セールスライティングは “行動心理学” などに基づいて文章を書くのですが、なかなか慣れていないと難しいですね。LP(ランディングページ)の文章を書く際などに活用されることが多いです。
セールスライティングスキルを磨くことで、もちろん活躍できる幅も広がります。案件によって文書の書き方が異なるため、様々な文章の型を身につけておきましょう。
7:文章を伝えやすくするための構成力
本文を構成する “型” によって、内容の伝わりやすさというのはものすごく変わります。
よく活用される文章の型に「PREP法」があるのはご存知ですか?
この文章構成は「ビジネス文」によく活用される文章の型で、下記の構成となっていいます。
一番伝わりやい文章の "型" とは?
文章は基本的に「結論」から伝えた方が、相手に伝わりやすくなります。特にビジネス分ならこれは必須。
「PREP法」を覚えて、伝わりやすい文章の構成を身につけましょう! pic.twitter.com/NNB9B2IYzZ
— まさひろ | Webディレクター × マーケター (@masahiro_memo) January 30, 2021
他にも構成方法があり、案件ごとに適した文章の構成方法があるため、しっかりと勉強しておきましょう!
Webライターとして活動するためには?
- フリーランス(副業)
- 企業に就職
Webライターとして活動をするためには、上記のように2通りの働き方があります。
企業でライターを募集している場合もあれば、いきなりフリーランス(副業)で独立することも可能。実際に僕は、企業で経験を積むことなく独立しました。
フリーランス(副業)
Webライターは、未経験でも独立しやすい働き方です。
実際に主婦やサラリーマンがスキマ時間を使い副業みたいに働くことも可能ですし、ガッツリと時間がある方はライティングに専念することもできます。
フリーランスとしてWebライター独立を目指す方は、以前記事にまとめたWebライター未経験でも3ヶ後にフリーランス独立する方法【月20万レベル】を参考にしていただけたらと思います。
企業に就職
企業が募集している求人サイトに応募して、転職してみるのもありですね。
こういった意見もあるかもしれないですが、結論から言って問題なし。
しかし前職、現職が全く別の業界だったのであれば、何かしらの「ポートフォリオ」となるものを用意しておくべきでしょう。
例えば「ブログ」ですね。
WordPressでブログを運営し、最初はアルバイトなどでもいいので実際の雰囲気を掴んでおくべき。
「マイナビバイト」なり「バイトル」などで、未経験OKのバイトを探してみましょう。
アルバイト先が気に入ったら、場合によっては交渉して転職できないか相談してみるのもいいのではないでしょうか。とはいえ、これはあくまで僕の勝手な判断となってしまいますが…。
Webライターの収入について解説
Webライターの仕事内容を把握できたら、やはり気になるのは “収入面” じゃないでしょうか。めちゃくちゃ気になりますよね…。
実はこれもバラバラで、
- フリーランス(副業)
- 企業に就職(アルバイトも含める)
とではかなり差が生じてしまいます。
求人ボックスによる調査では、なんと会社員の平均年収は450万円。日本全体の平均よりも高いそうです。

フリーランスの場合
フリーランス、もしくは副業でWebライターとして仕事をする際は、「文字単価」で計算されます。
例えば、1文字=◯円 という感じですね。
単価は当然ですが、ライターとしての経験年数や実績などで大きく変わります。
クラウドワークス や ランサーズ などで実際に案件を見てみると、どれくらいの文字単価で募集されているかが分かりますね。ばらつきはありますが、初心者からでも1文字=1円以上から案件を獲得できるよう積極的に応募していきましょう。
とはいえ完全な未経験では難しいため、2〜3件はタスク案件や他のライティング案件などで実績をつけ、応募していくべきです。
当然ですが文字単価が上がると、時間当たりの報酬単価も上がります。
例えば3,000文字の執筆をするにしても、
- 1文字=0.5円で受注:報酬は1,500円
- 1文字=1円で受注:報酬は3,000円
同じ時間をかけるのであれば、文字単価が高い方が有利です。
そして1文字あたり、0.5円で募集されている案件も1円で募集されている案件も、提案の通りやすさは変わりません。要はクライアントにうまく刺さる提案文を送るだけ。
企業に就職(アルバイトも含める)
前述したように、企業に勤める場合は平均年収が450万円。アルバイト・パートならば時給が約1,000前後です。
会社員として年収を上げるのであれば、ディレクターなどへとキャリアップする他ありません。同じ「Webライター」としてでは、会社によって多少の差はあるもののある程度相場が決まっているため、キャリアアップするしかないのです。
個人的な見解を挟むと、フリーランスとして独立してうまく自分をブランディングし、単価アップやできることの幅を広げていく方がいいと思っています。
まとめ:Webライター希望ならスキルは必須
さて、Webライターの仕事内容は理解できたでしょうか。
僕自身、ライティングの仕事に関わっていることもあり「Webライター」というはめちゃくちゃおすすめです。しかし全くの “スキルなし” では難しいことを理解しておきましょう。
きちんと文章が書ける人と書けない人とでは、人材としての市場価値も全く違ってきますので、スキル習得に力を入れてWebライター独立を目指していきましょう!