主婦や会社員の「副業」、そして「フリーランス」としても活動できるWebライターについて、気になっている方も多いのではないでしょうか。

私としては、すべての人にWebライティングという働き方を経験してほしいと思っているくらい、おすすめの働き方です。しかし実際には、「Webライターには向き・不向きがある」と言った声があることも事実です。

しかし、いま苦手に思っている人でも、適性を磨くことは十分に可能です。

実際に私も、文章を書くことがとても苦手だったので、この記事では実体験を踏まえて「Webライターに向いている人の特徴」について解説していけるかと思います。

Webライティングの仕事が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。

Webライターに向いている人の特徴7つ

  • 文章を書くことが好き
  • ひとりでコツコツ作業ができる
  • 情報を収集・発信することが好き
  • コミュニケーション力がある
  • 好奇心旺盛
  • 継続力がある
  • 細かいチェック作業ができる

早速ですが、Webライターに向いている人の特徴は上記の7つ。

それぞれ詳しくご紹介していきます。

文章を書くことが好き

文章を書くことが好きな人は、webライターに向いていると言えるでしょう。なぜなら、Webライターの仕事のほとんどは“文章を書く”ことだからです。

Webライターは1日の多くを、文章を書いて過ごします。書いては修正をしての繰り返しなので、1本の記事を仕上げるのも相当な労力が必要です。

文章を書くことが好きなら、そのような作業も楽しみながら行うことができるのではないでしょうか。楽しみながら仕事ができるので、その後の成長にも大きく影響します。

ひとりでコツコツ作業ができる

Webライターはパソコンを使って作業を行います。

場合によってはクライアントと打ち合わせをしたり、取材をして文章を書いたりすることもあります。しかしそれ以外は、基本的に作業はひとりで行うため、コツコツとひとりで作業ができる人はWebライターに向いていると言えるでしょう。

作業によっては数日誰とも会わずに作業をすることになるかもしれません。そのような作業がストレスに感じないのであれば、Webライターはおすすめの働き方です。

情報を収集・発信することが好き

Webライターの仕事内容を軽く説明すると、基本的にはクライアントから与えられたキーワードに沿って情報収集し、記事にまとめるというものです。

そのため、Webライターの仕事には情報収集が欠かせません。

数ある情報の中から正しく情報を読み取り、読者に向けて内容をまとめる力は必須と言えるでしょう。

実際のインターネット検索だけでなく、場合によっては書籍やSNSからの情報収集も必要になることがあります。そのように、自分のわからないことについて情報を集めることはもちろん、相手を意識して発信をすることが好きな方はWebライターに向いていると言えます。

コミュニケーション能力がある

Webライターの仕事は、文章を書くだけではありません。

場合によってはクライアントとの打ち合わせ、また取材をして記事にまとめるなど、自分以外の人と関わる機会もあります。ましてや、Webライターとして幅広く活躍していくのであれば、その機会は増えるでしょう。

仕事も1人で進めるというわけでもなく、クライアントはもちろんディレクターや編集者など複数人が一体となって仕事を進めます。

これは他の仕事にも当てはまりますが、自分の情報を正しく伝え、また相手の意図を汲み取れるような必要最低限のコミュニケーション能力は必要でしょう。

好奇心旺盛

Webライターは様々なジャンルの記事を手がけます。

場合によっては自分がこれまで知らなかった知識のことを一から調べ、記事を書くこともあるでしょう。自分が知らないことへの興味関心を持つことは、とても大切なことです。

好奇心が旺盛な人は、自分が知らないことにも積極的に調べることができるため、Webライターに向いていると言えます。

また、Webライターとしてステップアップするためにも、多くのスキルを身につける必要があります。向上心がある人も、Webライターとして成長できるでしょう。

継続力がある

継続力は、Webライターにとって何よりも大切です。

例えば、Webライターとして活動し始めたころでは修正などが多く発生することもあります。また、思うような文章がうまく書けないことで悩むこともあるかもしれません。

しかし継続して取り組むことで、修正も少なくなり文章力も向上するでしょう。

継続力は何事においても、必要になる力と言えます。

実際に私も、文章を書き始めたころは読書感想文(2,000文字)の文章すら書くことができませんでした…

細かいチェック作業ができる

記事は、書いたら終わり、というわけではありません。必ず自分でもミスがないか、チェックする必要があります。

まずはセルフチェックをしておかなければ、クライアントまたはディレクターから間違いの指摘や修正を依頼されることになります。もしそのようなケースが続けば、あなたの信頼はとても下がってしまうでしょう。

何度も同じミスをするということは、仕事においてとても致命的です。

細かい文章の中からミスを探すことは難しいですが、しっかりと確認を行い、クライアントの指示に柔軟に対応できるといいでしょう。

Webライターに向いていない人が適性を磨く方法

Webライターに向いている人をご紹介しましたが、もし当てはまらない、と感じるのであればWebライターに向いていない可能性が高いです。

しかし、私はすべての人にWebライターがおすすめであると断言します。なぜなら、ライティングスキルは幅広く応用することができるから。

そこで今Webライターに向いてない人でも、適正を磨く方法について3つご紹介したいと思います。

  • 文章力を鍛える
  • 文章で相手にわかりやすく情報を伝える<
  • SEOの知見を身につける

これさえできれば、Webライターとしてしっかりと活躍することができます。

それぞれ詳しくご紹介していきますね。

Webライティングに必要不可欠のスキルについては、下記の記事にまとめているので参考にしてみてください。

文章力を鍛える

Webライターにとって、文章力は何よりも大切です。

文章を書くことを仕事にしている以上、「読者」を意識した文章をかけることが望ましいです。

「文章力がないからWebライターには向いていないかも…」

文章力がないからWebライターには向いていないかも…

このように考えるかもしれないですが、文章力を鍛える方法はあります。

文章力がうまくなるコツをかんたんに述べると、結論、とにかく書くこと。

少しスパルタかもしれないですが、なんでも“慣れ”が重要です。とはいえ、これでは始めてWebライティングに取り組む人にとって、ただの精神論でしかなくなってしまいます。

その際は、下記2つの記事を参考にしてみるといいでしょう。

はじめは文章力がなくても、うまくなる“コツ”を掴んでコツコツ継続しよう!

文章で相手にわかりやすく情報を伝える

Webライティングを行う上で、「読み手」を意識することは言うまでもありません。誰かに読んでもらうために、文章を書いているわけです。

そのためWebライティングをする時は、「書きたいことを書かない」ことが重要。自分の考えなど、書きたいことを書いても読者にとってわかりにくい文章になってしまいます。

そこで、客観的な視点を持って記事執筆できるようにしましょう。「ペルソナ」を設定して記事を書くと「書き手」も書きやすく、「読者」にとっても伝わりやすい文章になります。

SEOの知見を身につける

SEO(SearchEngineOptimization)は、検索エンジン最適化のこと。かんたんに説明すると、記事を検索上位に表示させるための施策です。

Googleなどの検索エンジンでページが上位表示すると、より多くのアクセスが見込めます。結果として商品やサービスの売上にも直結するので、SEO対策はとても重要なマーケティング手法となるわけです。

そのため、SEOの知見があるWebライターはとても重宝されます。

Webライターとして一段階ステップアップするためにも、SEOについて積極的に調べてみましょう。

Webライターの仕事内容を理解しよう

Webライターに向いている人の特徴がわかったところで、そもそもWebライターの仕事内容は理解できているでしょうか。

「文章を書くことを仕事にしている人でしょ?」

このように考えるかもしれないですが、もっと知見を広げていきましょう。ここからは、Webライターの仕事内容について解説していきます。

補足として、Webライターは文章を書くだけが仕事じゃないんだよ!だけど、ざっくりと“Web上にある記事を書いている人”がWebライターだと思ってもらえば大丈夫!」

文章執筆

Webライターのメインの仕事内容は、執筆業務(ライティング)です。クライアントやディレクターなどから指定されたキーワードに沿って記事を書くこともあれば、ライター自身がキーワード選定をおこなって記事執筆まで行うケースもあります。

あらかじめマニュアルが作成されていることがほとんどで、ライターは決められたとおりの文体や語調などで記事を書いていきます。そのため、基本的にはブログのような自分語りは行いません。

イメージとしては、テーマに沿って情報収集を行い、記事にうまくアウトプットをすることだと考えると分かりやすいかもしれません。情報収集の方法は、インターネット検索や公的機関の資料、書籍、場合によっては取材などをするケースもあります。

写真などの挿入や入稿

Webライターが書いた記事コンテンツは、補足情報として写真や図解などが挿入されるケースが多いです。記事で使う写真の撮影から挿入まで行うこともありますし、著作権フリーの写真をイメージ写真として記事に挿入することもあります。

基本的に記事はWordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を使って入稿するので、WordPressの操作には慣れておいた方が業務の幅も広がるでしょう。

しかし画像の使用ルールなど、細かいことはクライアントなどによって異なります。写真などの挿入を行うと対応する業務が増えますが、ミスのないようにルールなどをしっかりと確認することが大切です。

Webライティングはすべての人におすすめ!

Webライティングは、基本的な文章力を身につける上でもおすすめできる働き方です。仕事はもちろん生活シーンでも文章力は必要となるため、私が全ての人にWebライティングをおすすめしている理由がこれです。

今後もインターネットを使ったサービスが次々に普及し、Webライターの需要も高くなるでしょう。

この記事を参考にしていただき、あなたに適性があるのであれば、すぐにWebライターに挑戦してみることをおすすめします。しかし、適性がなくても問題ありません。

実際に私もWebライティングを始める前は、読書感想文の文字数(2,000文字)すらまともに書けませんでした。それが、今では8万文字ちかくの文章を書くこともあるほど、文章力が向上しました。

コツコツと文章を書くことで、上達していくものです。

パソコン一つで自由度の高い働き方を実現できるので、興味がある人はぜひ挑戦してみてください。